ドローンの更新講習はいくらかかるのか|二等は5,500〜16,500円、機関で3倍の差
無人航空機操縦者技能証明(ドローンの国家資格)の有効期間は、交付の日から3年です。制度が始まったのが2022年12月ですので、最初に取られた方の更新がちょうど今まわってきています。
当社にも「そろそろ期限なのだけれど、更新って全部でいくらかかるの」というお尋ねが増えてきました。手続きの順番は別の記事でご案内していますので、こちらではお金の話だけを整理します。
更新にかかるお金は3つに分かれます
更新で払うお金は、ひとまとめの「更新料」ではなく、次の3つに分かれています。

金額に幅があるのは1つめだけで、2つめと3つめはほとんどの方が同じです。順番に見ていきます。
1. 更新講習の受講料(ここが一番ばらつきます)
更新講習は国に登録された「登録更新講習機関」で受けます。行政処分を受けていない方は学科のみで、実技はありません。
受講料は、機関によってかなり違います。公開されている料金を確かめたところ、二等で5,500〜16,500円(税込)、一等で7,700〜22,000円(税込)と、同じ講習でも3倍前後の開きがありました。
実際に確認した3つの機関を並べます(いずれも2026年10月20日に各機関の公式ページで確認)。
| 機関 | 二等 | 一等 |
|---|---|---|
| 島根ドローンサービスセンター | 5,500円 | 7,700円 |
| DPCA 無人航空機国家ライセンスセンター | 8,800円 | 11,000円 |
| JULC 日本無人航空機免許センター | 16,500円 | 22,000円 |
いずれも税込です。金額は変わりますので、受けられるときは必ずその機関の公式ページでご確認ください。
なぜ機関によって違うのか
理由ははっきりしています。国が受講料の金額を決めていないからです。
国土交通省の資料には、受講者は「機関毎に定められた手数料額を支払い」と書かれ、そのあとに「(規定はなし)」と添えられています。講習の中身と時間は国が決めていますが、いくらで提供するかは各機関にまかされている、ということです。
ときどき「更新講習の料金は全国どこでも同じ」という説明を見かけますが、これは正しくありません。上の表のとおり、実際に3倍近い差がついています。金額は必ず、受けようとしている機関のページで確かめていただくのが確実です。
なお、受講料に何が含まれるかも機関によって違います。上の3つのうち1つは、別に身体検査料と技能証明の発行手数料がかかると明記していました。合計で比べるときは、その点もご覧ください。
行政処分を受けた方は金額が変わります
技能証明の効力の停止処分を受けた方(航空法第132条の53第3号から第5号にあたる方)は、学科に加えて実地講習も必要になります。この場合の受講料は、公開されている例で二等49,500円、一等60,500円。学科のみの場合とは金額の桁が変わります。こちらも機関ごとに差がありますので、該当される方は個別にお問い合わせください。
念のため、該当される方のために書き添えました。
2. 身体適性検査は、多くの方が0円です
更新の申請には身体の状態を示す書類が要りますが、自動車運転免許証の写しをDIPS2.0にアップロードすれば足ります。病院に行っていただく必要はありません。ですので、ここは多くの方が0円です。
例外は2つ。運転免許をお持ちでない方と、一等で25kg以上の機体を飛ばせるよう限定解除をされている方は、医療機関の検査や身体適性検査証明書などが必要になります。提出する書類は、更新申請の日より前3か月以内のものと決まっています。
3. DIPS2.0の更新手数料は2,850円です
国に納める手数料です。更新は2,850円、新規に取るときは3,000円。国が決めている金額ですので、どこで講習を受けても変わりません。
結局いくらか
二等で行政処分を受けていない方の場合をまとめます。

受講料の安い機関を選べば8,000円台、高い機関だと19,000円台。同じ国家資格の更新でも、どこで受けるかで1万円以上変わります。 一等の場合は、受講料7,700〜22,000円に手数料2,850円を足して、10,550〜24,850円が目安です。
くり返しになりますが、この金額は確認できた機関のものです。お申し込みの前に、その機関の公式ページで現在の金額をご確認ください。
時間は二等50分・一等75分(ここは国が決めています)
お金と違って、講習の時間は国の告示で決まっています。行政処分を受けていない方の通常の更新であれば、二等は学科のみで計50分、一等は計75分。半日がかりになるようなものではありません。
但馬で受けるときに気をつけたいこと
ここからは、兵庫県北部にお住まいの方向けの話です。
学科の講習は、eラーニングで提供する機関が増えています。規定の時間を全編きちんと視聴することが修了の条件で、早送りやスキップは記録でわかります。ご自宅のパソコンやスマートフォンで進められる部分は、以前よりずいぶん広がりました。
ただし、対面での修了演習は残ります。学科をオンラインで受けた場合でも、最後に対面で理解度を確かめる場が必要だと国の資料にあります。合否を決める試験ではなく、講師が助言をするためのものです。
そして、但馬の方にとって大きいのが会場の問題です。更新講習を受けられる機関は豊岡市と養父市にはありますが、朝来市・香美町・新温泉町にはありません。全国展開している大手の会場も兵庫県内では宝塚の1校だけで、但馬から車で2時間前後かかります。
「学科は自宅で、対面の演習だけどこに行くか」という順番でお調べになると、探しやすいと思います。
いつから受けられるか
お金の話からは少し外れますが、期限だけ押さえておきます。更新講習は満了日の9か月前から受けられ、修了証明書は発行から3か月有効。更新申請そのものは満了の6か月前から1か月前までです。
「期限の直前に慌てる」のがいちばん損をします。満了の半年前を目安に動き出されるのがおすすめです。手続きの順番は、当サイトの「二等ドローンの技能証明『更新』完全ガイド」でご案内しています。
学科の知識を思い出しておきたい方へ
更新講習そのものは短い時間で終わりますが、「3年前に覚えたことをすっかり忘れてしまった」という方は少なくありません。
e-educationでは、二等の学科試験対策アプリを無料で公開しています。420問の問題と暗記カード67枚、50問30分の模擬試験が入っていて、教則の第5版(令和8年7月14日適用)に合わせてあります。当サイトのドローン二等 学科試験対策アプリのページからどうぞ。
DIPS2.0の画面がわかりにくい、パソコンやスマートフォンの操作に自信がない——そんな方は、e-educationの個別レッスンでもご相談を承っています。1回60分からで、初級は2,000円(税込2,200円)。豊岡市日高町の事務所のほか、オンラインでも対応しています。お気軽にお問い合わせください。
出典
- 国土交通省 航空局 無人航空機安全課「技能証明の更新制度及び登録更新講習機関制度について」(2025年3月5日初版/2026年6月29日一部改訂) https://www.mlit.go.jp/koku/content/001868623.pdf /学科の時間数、受講料に国の規定がないこと、オンライン講習の条件と対面の修了演習。2026年10月19日確認
- 国土交通省「無人航空機操縦者技能証明等に係る手数料」 https://www.mlit.go.jp/koku/content/001572203.pdf /更新2,850円・新規3,000円。2026年10月19日確認
- 国土交通省 登録更新講習機関一覧(令和8年8月31日時点) https://www.mlit.go.jp/koku/content/001892607.pdf /但馬の更新講習機関の所在地。2026年10月19日確認
- 島根ドローンサービスセンター 無人航空機操縦者技能証明 更新講習 https://www.drone-sc.jp/tr-renew /二等5,500円・一等7,700円(税込)。2026年10月20日確認
- DPCA 無人航空機国家ライセンスセンター 更新講習 https://unlc.jp/course/license-renewal/ /二等8,800円・一等11,000円(税込)、身体検査と技能証明の発行手数料は受講料に含まれない。2026年10月20日確認
- JULC 日本無人航空機免許センター 国家資格 更新講習 https://julc.co.jp/course/national-license-renewal /二等16,500円・一等22,000円(税込)、入学金なし。2026年10月20日確認
- 受講料は各機関が定めるもので、変わることがあります。受けられる機関の公式ページで必ずご確認ください
